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素材のはなし(4)
■ 柿渋 自然界のパワーを生かして…柿渋 現在の住宅の防腐・防蟻・防カビ材が健康に及ぼす影響は、かなり大きいと思われます。 なぜなら、虫が嫌うもの、カビが嫌うもの、それを化学物質で製造しているからです。 虫が死ぬ化学物質が、人体に良いはずがありません。 畳の下に防虫シート、抗菌シート、そして抗菌フロアー。 家の中には企業が製品化した化学素材があふれかえっています。 逆に言えば、企業は己の利益のために、化学物質を売りまくっているのです。 はたして自然素材で防腐、防蟻ができないのでしょうか。 自然界には、植物自身が虫、鳥、カビなどから身を守るための 「技」を持ったものが数多く存在します。 たとえば、楠(くすのき)いわゆる樟脳(しょうのう)、馬酔木(あせび)などは、 昔から殺虫剤として利用されていました。 そして、「かきしぶ」をつくる渋柿(しぶがき)かきしぶは、 昔、鳥居の防腐、投網の防腐に広く使用されていました。 その他多くの野生植物には、さまざまな効能があります。 無添加住宅では、柿渋を防腐・防虫・防カビとして 建具に独特の光沢を出す塗料として使っています。 バルコニー塗布用には、防水性を高めるために、ベンガラを混ぜました。 自然素材の「抗菌効果」の中で、あなたも暮らしてみませんか?
ちょっと柿渋の話 柿渋は多くの優れた特質を持っています。民間薬として多くの効能があります。 これは渋さの元であるタンニンが大きな役割を果たしています。 火傷、しもやけ、血圧降下、二日酔い防止、蛇・百足・蜂の解毒剤、等に使われてきました。 塗料としての役割も担ってきました。防水効果もあるため、番傘の上薬として。 その他にも、団扇や釣り糸、最近ではラケットの網の部分にも使われているそうです。 また、塗料としての柿渋は、防虫、防カビ、防腐剤として使います。 柿渋を塗ったところに太陽の光をあてると、徐々に深い味わいのある色味に変化していきます。 性能面もさることながら、その風合いはペンキでは現せません。 時間が経つほどに、その価値を感じていただけることと思います。
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